逢いことば〜言葉と出逢う〜
6月9日、サロン「逢いことば」は6周年を迎えました。
6年前にスタートした、逢いことば。
占いや植物療法のセッション、講座、言葉の力を磨く「ことばのアトリエ」や、言葉と花のギフト「言の花(ことのか)」、そして日々Xで投稿している「今日の逢いことば」やスペースなど、さまざまなサービスを展開してきましたが、いずれも、その根底で私たちが最も大切にしているのは、「言葉」です。
言葉は、それを発する人の意図を、明確にこの世界に顕現させる力を持ちます。
同時に言葉は、それを受け取った人の捉え方や感じ方により、まったく新しい意味や力を生み出すものにもなります。
それはいわば、言葉がもたらす“錬金術的な化学反応”。
この思惑を超えた力により、まったく新しい気づきが広がったり、別の角度からの視点を得たり、事の核心に近づいたり、思わぬ何かが初めて結びついたりします。
そしてそれこそが、言葉に備わる、無限の力と可能性だと思うのです。
頭による解釈ではなく、まっさらな心で言葉と向き合う時、初めて実感できる“意味”があります。
言葉に宿る色や空気、温度、手触りと繋がる時、言葉は、私たちに独自の気づきを与え、精神の力を鼓舞します。
そしてそんな言葉は、人に備わる唯一無二の感性を開き、自由な想像性や創造性を生み出します。
心で向き合い、心で捉えた言葉は、まるでひとつの魔術のように、人生を大きく変容させる力になっていくのです。
「言葉を通して、自分と出逢う。人と出逢う。世界と出逢う」
そんな場所の象徴である「逢いことば」という名前。
そのスタートから6年経ったいま、改めて感じるのは、この場所を通じて、まず私たち自身が、言葉と出逢い、自分と出逢い、世界と出逢う日々を生きている、ということ。
そして、訪れてくださる一人一人の心から出る“本当の言葉”と、たくさん出逢ってきたこと。
人生の不思議なご縁と流れで形作られてきた「逢いことば」という場所で、今日もかけがえのない一日を迎え、こんな言葉を紡いでいることに改めて幸せを感じた、7年目最初の一日です。
逢いことば/源庫、雪水清花