2019.07.31雪水清花

動物とフラワーエッセンス

「逢いことば」のフラワーエッセンスセラピーでは、ペットに関するご相談を受けることが時々あります。

「身体に問題はなさそうだけど、なんとなくペットの元気がない」
「ほかの犬にすぐ吠えてしまうクセをなんとかしたい」
「ちょっとしたことに反応し、いつも怯えているように見える」
「新しい仲間を迎え入れるにあたり、なるべくストレスを与えないようにしたい」

……などなど、言葉で訴えることのできないペットの繊細な心の動きや変化に気づいて、なんとかその子のストレスを軽減させてあげたいという飼い主の方からのご相談です。



フラワーエッセンスは動物の身体症状を直接治療するものではありませんが、動物の心のストレスを取り除き、本来の調和のとれた落ち着いた状態にするためのサポートとして、人間と同じように使うことができます。副作用の心配もないことから、動物たちの心のケアを目的に、実際の治療に活用する動物病院も少しずつ増えてきているといいます。

動物は、まさに本能で、飼い主の心理状態やエネルギーバランスを常に敏感に感じ取っています。自分がなんとなく元気がないときや落ち込んでいる時に、愛犬がそっと寄り添いに来たという経験のある方も多いのではないでしょうか。
大好きな飼い主の様子や雰囲気を細やかに感じ取る動物たちは、飼い主のストレスを吸収して助ける一方で、その影響をダイレクトに受けて、自分のバランスを崩してしまうケースも少なくありません。



ペットに関するカウンセリングでは、飼い主さんから見たペットの様子や、これまでの生い立ちなどを丁寧にお話してもらうことを一番大切にしています。家族の一員としてともに過ごしてきたかけがえのない時間を丁寧に紐解いていくと、それまでわからなかった、ペットの本当の気持ちに気付いたり、ペットが今抱えているかもしれないストレスやその原因に思い至ることが多く、それが今のその子にとって一番のサポートとなるエッセンスを選ぶための重要な手がかりになるのです。

また、ペットの相談に来られた方が、ペットについて考えるうちに、思いがけず、自分の考え方・行動のクセや思い込みに気づいて、自分自身のためのエッセンスを一緒に選んでいかれることもよくあります。そして、飼い主さんの前向きな変化が、結果としてペットの元気にもつながり、互いの絆がさらに深まったという喜びの声もいただきます。

動物とのコミュニケーションは、言葉での交流では得られない、純粋で豊かな愛情や、深い心のつながりを感じることができ、私たちの生活に本当に素晴らしい恵みをもたらしてくれます。
ペットに関する相談でいらしたお客様が、その子との愛しい絆を改めて実感し、ますます大切に育まれていく姿に、私自身、毎回深く感銘を受けます。そのたびに、これからも一人でも多くのお客様と動物たちのサポートとなるエッセンスを選べるよう、さらに学びを深めていこうと決意を新たにします。