2026.01.15雪水清花

罪悪感の向こうにあるもの

植物療法は、人を「自由」にするもの。
私は、そんなふうに思っています。

昨年末から摂るようになった「ユダの木(セイヨウハナズオウ)」のジェモ(新芽)エッセンス。
自分の学び直しのためにも取り組んでいる「ジェモセラピー基礎講座」にて、「手足の冷えの改善」が必要な今の私に割り出された、循環器系に働きかけるエッセンスです。



ユダの木は、昨年秋に参加した、山梨市でのエコール・ド・エルボリストリー本部イベントでの「ジェモカードセッション」でも、私に導き出された植物でした。

植物のエッセンスを摂るタイミングは、植物の方から、教えてくれる。
そんなことがよくあるのも、植物療法のおもしろいところです。

ユダの木は、以前、自分自身で“間違って”注文して、偶然にも手元に取り寄せていたエッセンス。
縁がある植物は、なぜかどうしても出会うことになるので、きっとユダの木にも、いつかのタイミングで、助けてもらうことになるのかなと思いながら、時を待っていました。

秋から冬にかけて、二度にわたって、意識に現れてくれたユダの木。
これは、いよいよタイミングが来た。
そう感じて、このエッセンスを手に取ることになりました。

ユダの木のエッセンスを飲み始めてまず感じたのは、体への、確かな働きかけです。
じっくりと、ゆっくりと、でも確実に、手足の冷えに働きかけてくれている実感があります。
外の寒気にさらされて一時的に手指が冷たくなっても、温かさへの戻りが明らかに早くなってきている。
そんな実感があるので、今の季節にとても心強いのです。

そして、巡っていることで、自分自身の“動き”の快活さが違う。
とても軽やかに、爽やかに、自由に動くことができる感覚。
だから、飲むことが楽しい。飲むごとに楽しい。
そう感じるエッセンスでした。

そして、ユダの木からの、もう一つの大きな贈り物。
それは、「心へのセラピー効果」でした。

樹木の新芽から作られるジェモエッセンスは、体の不調に働きかけるだけでなく、花々から作られるフラワーエッセンスのように、「心へのセラピー効果」も持っています。
ユダの木は、「罪悪感」がテーマとなるエッセンスです。
このエッセンスを摂り始めてからというもの、自分の心の奥深くに根差す、自分でも気づいていなかった「罪悪感」に、否が応でも意識的になるような出来事が、たくさん起こりました。
それは、「ユダの木のエッセンスが出来事を起こす」というよりも、心の深い部分が、ユダの木と共に働きながら、起きる出来事を活かし、気づくべき心に光を当て、手放すべきテーマに向き合わせていく。
そんな感覚です。

「罪悪感」とは、人間にとって、とても大きなテーマです。
生まれてからずっと、あらゆる場面を通じて、自分はいつもどこか「不完全」で「至らない」という思い込みを、自分自身にも刷りこんできていたように感じます。
そして、「努力」や「善処」という言葉を常に自分に振りかざしながら、「ちゃんとした自分」であることを追い求め、「理想の自分像」を追いかけ続けてきました。

けれどもその根底には、自分の「どんな心」があったのか、今回、ユダの木のエッセンスは、そこに光を当ててくれました。

「ちゃんとした自分でなければ、親を悲しませる」
「きちんとした自分でなければ、大切な存在を守れない」

そんな思い込みで、必死に頑張ったその背後には、大切な人に、笑顔でいてほしい、元気でいてほしい、喜んでほしい……
そんな心がありました。

そして私が本当に望んでいたのは、「ちゃんとした人間になること」ではなく、どんな自分でも、どんな時でも、自分が大好きな人たちのことを大好きでいることを、自分で自分に許してあげること。
それだけだったのです。

完璧主義の根底にあった、自分の罪悪感。
その罪悪感の奥底にあった、「自分が一番求めていたこと」。
そこに思い至ることができた時、何かがゆっくり、ほどけていくように感じました。

ユダの木は、「内側を光で照らし、再生の道を歩むことを助ける」植物です。
自分の奥底にある本当の心、本当の望みと繋がることができた時、自分という存在への理解と慈しみが生まれます。
そしてその理解と慈しみは、自分が本当に歩きたかった方向に歩んでいくことを励ます光になります。

ユダの木のジェモエッセンスを飲むようになって体が感じた「自由な感覚」や「軽やかさ」は、本当の心に目を向けないまま、不当な罪悪感で自分を縛っていた鎖を、少しずつ、自らの手でほどいていくことで感じるようになった感覚なのかもしれません。

ユダの木と改めて出会うきっかけにもなった「ジェモセラピー基礎講座」の学びは、このあとも続きます。
私にとっては、知識を固着させるのではなく、自由な発想と柔軟な視点に立ち戻ることができる、意義深い学びです。

きっと私はこれからも、何度も植物療法の基本に立ち戻り、何度も植物たちに教えてもらうのだろうと思います。
わかったような気になっていて、わかっていなかったことを、この先何度も、植物たちから学ばせてもらうのだろうと思います。

エコール・ド・エルボリストリー杉並校としても、新しい「ジェモセラピー基礎講座」をお伝えしていけることは、今後の大きな喜びです。
体も、心も、「本来の自分」「本当の自分」になることを後押ししてくれる植物療法の学びを、これからも誠実に、しっかりと、私自身の言葉と心で、お伝えしていきたいと思います。