2025.04.18雪水清花

暮らしを温める、優しい手仕事〜「小さいもの市」出店者紹介③ ロイ工房(刺繍雑貨)

人の手が、自然の素材で誠実に作り出すものだけが持つ、ぬくもりと優しさ。
ロイ工房さんが作り出す刺繍作品は、そんなやわらかな空気感に満ちています。

「ラミー」と「リネン」、2種類の麻で織り上げられた遠州織物の生地に、綿100%のナチュラルな風合いの糸による刺繍で描かれているのは、植物たちの“生命の力”をモチーフとした、健やかな図柄です。

「新芽〜shinme」シリーズで表現されているのは、生まれたての植物の小さな芽の中に息づく、生命の喜び。
成長のための、すべての“可能性”を宿した「生命の源の力」が、伸びやかなタッチの刺繍で瑞々しく描かれています。



コースター作品として仕上げられている「水花〜mizuka」シリーズ。
グラスを置いた時、まるで水の中にお花が浮かんでいるように見える仕立てです。
植物の生命力の「最高峰の到達点」でもある“花”の清らかなエネルギーが、水の中にやわらかく溶け込み、調和していくかのような世界観は、逢いことばの植物療法「フラワーエッセンス」にも通じる「花の力」を、刺繍という手仕事で丁寧に表現したものです。



「小花〜kobana」シリーズは、大小様々な色とりどりの花たちが、楽しく仲良く集っている、そんな微笑ましい作品です。
それぞれの花が、それぞれの表現で、のびのび集うその図柄からは、互いの個性や持ち味を決して否定しない植物の世界の健やかな多様性が、いきいきと伝わってきます。



人の手のぬくもりが感じられる手仕事には、それ独自の温度感や空気感があります。
そのやわらかな風合いは、私たちの暮らしの温度や空気そのものとなり、居心地を形作る土台となっていきます。
光、風、水、土。
自然界の大きな力をその身に取り込みながら、命を開いていく植物たちの姿を、慈しみに満ちたまなざしで見つめ、表現した、ロイ工房さんの刺繍作品。
“暮らし”という「命の営み」の中で育まれる小さな幸せが、日々芽生え、花ひらくことを、そっと応援してくれているような温かな手仕事に、ぜひ触れてみてください。

逢いことば「小さいもの市」プロデューサー 雪水清花



◆逢いことば「小さいもの市」概要◆
【開催日程】
2025年4月26日(土)・27日(日)
午前11時〜午後5時

※お支払いは、すべて現金にてお願いいたします。

【開催場所】
逢いことば(JR総武線・西荻窪駅から徒歩1分)
東京都杉並区西荻北3-22-22 第七フロントビル201

【出店者一覧】(クリックすると、各出店者さんの詳細をご覧いただけます。)
Son frais(焼き菓子)
YURI(石コラージュ、布製ブローチ)※4/26(土)のみ
ロイ工房(刺繍雑貨)
ぼうやじるし(羊毛フェルト)
Panié rustique(生花ブーケ、石膏オブジェ、ポストカード)

→★関連ブログ「あなたの日々を綴る“もの語り”」

※詳細→https://www.aikotoba-salon.com/information/info-1653/